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<桜花賞戦線に名乗りを>
昨日、京都で行なわれた、2歳牝馬のファンタジーSは、ピースオブワールドが優勝しました。デビュー3連勝で、2歳女王……さらに、桜の女王へ名乗りを上げました。
ピースオブワールドは、前開催の京都競馬でデビュー。中1週続きでの重賞挑戦という、2歳牝馬にとっては、過酷とも言えるローテーションでしたが、強いレース内容でした。スケールの大きさ・レースセンスの良さを感じました。
デビュー戦を6馬身差で圧勝したときに、福永祐一騎手は「G1級の馬。こんなに良い馬にめぐりあえて、嬉しい」と、言ったそうです。もちろん、「これからも、できれば僕が手綱をとりたい。手放したくないですよー。よろしくお願いします」と、坂口正大調教師に懇願したとか。
今は亡き、サンデーサイレンス産駒。母系は、カーリアンの肌という良血馬です。
生産者は北海道・静内、千代田牧場。名門牧場代表の飯田正剛さんにお話を伺ったところ、「お母さんのビバムールは、うちの大切な繁殖牝馬ですから、初年度から、良い種馬をつけようと思っていました」
ピースオブワールドが誕生したときの第一印象は、「良い雰囲気がありましたね」
その後の成長については「サンデーの子供にしては、からだがしっかりしていて、性格も大人しかったんですよ。分場に移してからは、風格が出てきて、同期の馬たちのなかではボス的存在になっていましたよ。放牧地から出るのはいつも自分が1番っていう感じでしたね。でも、決して悪さをするとか、そういうボスではなくて、風格が出てきたんです。女性のスタッフが(綱を)曳いても大丈夫だったそうですから、賢い馬ですよ」
<想いを込めて……>
ところで、馬名の「ピースオブワールド」は、正剛さんの父・飯田正オーナーが、昨年9月に起きたアメリカのテロに対する想いを込めて……世界平和を願って名付けたのだそうですよ。
「馬に頑張ってもらって、親孝行したいですね。永く馬に携わって、馬が大好きな両親が、いつまでも元気でいられるのは、やはり、馬が勝つことなんですよ。大きな舞台の表彰台に立たせてあげたいです。もちろん、自分……生産者としては、サンデーサイレンスの後継牝馬になってもらって後々うちの牧場を支えてもらいたいですよ」と、正剛さん。
いつの日か、良いお母さんになるために……良い牝系を残していくために……現役時代を精一杯走り抜いて欲しいですね。
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