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企画科  ブッコメに巻かれタラ!
 「騎手コメント」を次回の予想に生かそう

 週1回、月曜日掲載、レース後に服用

 反省しすぎにご注意ください


 「ブッコメに巻かれろ!」の月曜日版で、こちらは復習が目的。人気薄で連対した馬、人気で沈んだ馬の原因を過去の騎手コメントから徹底分析、そこから毎週ひとつの格言を生み出す。“先週の結果”では「巻かれろ」で予想したレースの結果と、最新のコメントを掲載。

 勝負事に“たら・れば”は禁物! などとよく言いますが、敢えてそのタブー(笑)に挑戦してみました。よく帰りの電車で「いやあ、あの馬は買えたよな〜」なんて愚痴りあったりするじゃないですか。どうせなら、次につながる復習をしましょう! ここに必ずヒントがあるはずです。


特別企画
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ブッコメに巻かれろ!(仮)

第 33 回 楽に追走をチェック の巻

もしもこのコメントを見ていタラ!? このコメントに気づいていレバ!? あの馬券がとれていたカモ!? そんなコメントを復習して、来週の糧としよう!
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1月12日 東京11R ジャニュアリーSに出走ジーティースマイル(5番人気・1着)の場合
【2走前】 2001年11月18日 東京8R 3歳上1000万下(1着)
小野騎手のコメント


 前走は躓いてレースにならなかったが、状態そのものは悪くなかったからね。今日は厳しい場所にいたので普通なら終わってしまうところだが、ここまで走るんだから気性面も成長しているんだろう。

 ダートの短距離逃げ馬、デビューからの戦跡をみる限りではそんな印象だったのだが、休養明け2戦目のこのレースで「厳しい場所」でのレースを勝利。「気性面も成長」が大きいようだ。しかも中団からのレースができることによって、東京のような直線の長いコースでも狙える馬になった。前走、ハナに行ってのレースで先行した馬の中では最先の3着。ハイペースでの粘りは、今の調子の良さを感じさせるもの。ハンデも手ごろだったし、底を見せていないダート戦なら連軸はもとより、単勝も買えたのではないだろうか。

1月14日 京都5R 3歳500万下に出走のメイショウスイセイ(5番人気・2着)の場合
【前走時】 2001年12月15日 中京2R 2歳新馬(1着)
高橋亮騎手のコメント


 もう本当にひと言でしょう。ここでは力が違いましたね。いい感じでマクッて行けました。

 ダートで一変した折り返しの新馬戦。後方から一気にマクッて力技での勝利は「ここでは力が違いました」という「本当にひと言」で片付いてしまうレース。今回、他にも圧勝でここに望んできた馬がいたが、逃げたり先頭集団にいて抜け出したパターンが多く、揉まれるレースになった時にどうなるか分からないタイプが多い感じ。そんなメンバーならペースも早くなると予測できる。と整理できれば、後方からのこの馬なんか逆に買いやすかったのではないだろうか。
1月14日 東京7R 4歳上500万下に出走のレックレスラン(10番人気・1着)の場合
【前走時】 2001年12月22日 中山7R 3歳上500万下(5着)
吉永騎手のコメント


 楽に追走できるようになったが、追ってからがもうひとつ。まだ太いのもあるんだろう。それでもレース内容は良くなってきたね。

 休み明けから「レース内容は良くなってきた」というコメントを連発。「楽に追走できる」が「追ってからもうひとつ」とこの馬らしいレースをしているが、原因のひとつに「まだ太いものある」があるようだ。それを考慮しても「内容」が良いのだから“体調が良い”という証拠だろうし、それなら絞りにくい時期でのマイナス2Kgもキッチリと運動してのものと考えられる。ジリ脚っぽいので東京の長い直線も合うはず。連下〜ワイドの穴候補としては狙えないことも無い(単勝までは難しいと思われるが……)。

1月14日 東京11R ニューイヤーSに出走のフサイチオーレ(1番人気・5着)の場合
【3走前】 2001年10月28日 京都11R 京洛S(6着)
吉田稔騎手のコメント

 楽な手応えで追走できたし、この馬にとってはちょうどいい流れだったんじゃないかな。追ってからもいい脚を使ってるし、準オープンでも通用しそうだよ。

 このコメントの後、東京コースで見事に準オープン戦を勝利。たしかに「準オープンでも通用」というのは合っていた感じ。もちろんその勝った奥多摩Sでは「強い内容でした」と“オープンでも……”と思わせるものはあるが、よく戦跡をみると行き脚がすごいというわけでもなく末が切れるという感じでもない。その辺が前走の「直線がもう少し長いコースの方が合っている」というコメントにもつながっていると考えられる。つまり“ジリ脚タイプ”と判断可能だ。準オープンで通用するもオープンでは勝ち負けが厳しい……この辺がオープンの壁なんじゃないかな。

 「楽に追走」……かるく扶助するだけで、もしくは馬任せで“流れに乗ってレースを運べました”という感じがするコメント。ここからも馬の調子の良さや成長具合・展開の向き不向きが、なんとなくですが読み取れます。もちろん相手関係やペースによって評価が変わりますが、いずれにせよ苦労しての追走よりは好感が持てます。ひとまず、チェックしておいて損はないキーワードでしょうね(ただし、昇級前のコメントなどの場合、ペースの違いでいきなり適応できない場合もしばしば……ということで、必ずしも次のレースで結果が伴うわけではないので注意しましょう)。

楽に追走をチェック

先週の結果 日経新春杯(G2)
1着 ▲トップコマンダー
  四位騎手のコメント
 今日はある程度前でレースをするつもりだった。徐々にポジションが下がってしまったけど、無理はしていないし、前半に折り合って運べたことが大きかったね。道中もうまく内を回れて、最後も内が開いた。思った通りの競馬ができた。まだ条件馬の身で重賞に挑戦したスタッフに感謝したい。
2着 ○ホットシークレット
  福永騎手のコメント
 とにかくスタートにだけ注意しました。坂の下りから引き離しにかかるのも計算通りだったし、やったと思ったんですがねぇ。勝ち馬にうまく乗られてしまった。でも、以前に乗った時よりやる気になっていたし、まだまだやれますね。
3着 消タップダンスシチー
  川原騎手のコメント
 道中からずっと手応え良く行けたし、4コーナーでの勢いから抜け出せるかと思ったんですがね。最後は伸びを欠いたけど、まだ良くなりそうな馬。まだ条件に使えるそうですが、オープンへ行けると思います。
 日経新春杯を制したのは「条件馬の身」で参戦したトップコマンダー。「今日はある程度前でレースをするつもりだった」と好位の内側につけてジックリ構えた同馬。「無理」せず「折り合って」の競馬、「最後も内が開いた」と運も味方につけての勝利。これだけのレースができればオープン戦でも問題ないはず。今後のローテーションが気になるところだね。
 2着は逃げ粘りのホットシークレット。「注意しました」というスタートを無難にこなし「計算通り」の逃げ……この形になると渋太いのがこの馬。「まだまだやれます」と力落ちはなさそうだし、今後の重賞戦線を引っ掻き回すのはこの馬かもしれない。
 タップダンスシチーは「手応え良く」「抜け出せるかと思った」ほどの道中だったが、「最後は伸びを欠いた」と若干の力不足を露呈。しかし「まだ良くなりそうな馬」で自己条件での活躍が見込まれる。次走、自己条件なら人気でも買いかもね。


ブッコメとは・・・
「ブッコメ」とは、週刊競馬ブック誌上に掲載されている騎手や調教師のレース後のコメントのこと。この文章の行間を読み取ることによって、次に走る馬が見えてきたりもする……という、知る人ぞ知る、とても価値のあるデータなのだ!

筆者プロフィール
KANTA(かんた)
フリーライター。変則開催もとりあえず終了! 年末から休養らしい休養をあまり取ってなかったせいか、ここ3日間は毎日8時間以上寝てます……こんなに寝るのは高校生の時以来ですね(笑)。

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