競馬道OnLine おすすめ特効薬大紹介!


企画科  ジョッキーパラダイス
 お気に入りのあの騎手の素顔がわかる

 週1回、木曜日掲載、レース前に服用

 騎手に恋をしないようご注意ください


 東西人気ジョッキーの本音に迫るインタビューコーナー。競馬ライター黒須田守が次々に送り出す鋭い突っ込みに、ジョッキーが真摯に回答。ときには、他ではあまり読むことのできない過激な内容になることも。ひとりのジョッキーを2週に渡って掲載。

 黒須田氏とジョッキーの掛け合いがリズム感を生み、あっという間に読み終えてしまう人気コーナー。これまで取材してきたジョッキーは河内・田中勝・後藤・和田・四位・福永・江田照・中舘……どうです、このラインナップ! 読みたくなるようなネタを抱えた人ばかり! もちろん、突っ込むところはガツンと行ってますよ、期待は決して裏切りません!


--Jockey Interview--

黒須田守のJockey Paradise

第39回 角田晃一 騎手(その1)
ミラクルはG1のときに本当に良くなる
だから他のレースから良くなって
くれればいいんですけど(笑)


今年の春競馬は話題満載だった。牡牝併せての2冠馬誕生もそうだが、極めつけは、やはり角田騎手とヒシミラクルが起こしたまさにミラクルだろう! ただ、ミラクルと馬名からもじった賛辞ばかりでは彼らに失礼だ。真の実力がなければ、菊花賞、天皇賞、宝塚記念という古馬長距離の最高峰の座は手に入れられないはず。それを演出した角田騎手にヒシの春を振り返ってもらうぞ!
 

福永祐一騎手
PROFILE>>

フタを開けてみたら周りの評価がなかった……

――春のG1(天皇賞、宝塚記念)2勝、おめでとうございます。
角田 ありがとうございます。

――まずは天皇賞のほうから。どういうわけか、人気がありませんでしたね。
角田 状態が本当に良かったんですよ。だから、もし菊花賞がフロックじゃなければ、天皇賞でもいけるんじゃないかな、というのがあったんです。ところが、フタを開けてみたら周りの評価がなかった。

――菊花賞がフロックかも……というお気持ちもあったんですか?
角田 いや、菊花賞は力がないと勝てないんですけど、ヒシミラクル自体は展開に左右されやすいところがあるんですよね。競馬が不器用なところがあるので、それがちょっと引っかかっていたというか。

――人気がなかった一因は、前哨戦で敗れていることもあると思うんですが、ただ大阪杯は明らかに距離が短いじゃないですか。
角田 そうなんですけど、阪神大賞典を使ったときに、息の入りが明らかに休み明けという感じだったんですよ。調教師の佐山先生にそれを言ったら、「大阪杯を使おうか」となって、僕も「それはいい考えですね」って。使いつつ状態が上向く馬で、疲れが残るってタイプでもないしね。本当にタフな馬なんですよ。

――となると、天皇賞は本当に万全な状態にもっていけたと。
角田 そうですね。ヒシミラクルは、去年の有馬記念以外は、G1のときに本当に良くなる。だから他のレースから良くなってくれればいいんですけど(笑)、まあ大きいレースでは本当によく頑張ってくれますね。

――道中はいかがでしたか?
角田 テレビで見てられたとおりだと思うんですけど、道中の手応えは良くなかったんです。それでも直線を向いたら期待通りに伸びてくれましたね。

――菊花賞のあとにお話をうかがったとき、1周目のゴール板の前でゴーサインを出したとおっしゃってましたよね。
角田 今度は1周目のゴール板よりも、さらに手前から出してましたね(笑)。ちょっと外に出すのに手間取ってしまって、その分後ろになりすぎてしまったんですよ。これであまりゆっくり行くと、またゴチャゴチャしたところに突っ込んでしまうなあと思いながら、早め早めに行きました。

――勝った瞬間は、人気薄を見返して「ざまあみろ」という気持ちになりました?(笑)
角田 うん、そうですね(笑)。これで長距離のG1を2勝したんで、古馬の王道で活躍できるように、とは思ってたんですけど。勝ったこと自体も嬉しいんですけど、次のことを考えられるのが嬉しいですよね。欲も出てしまうというか。

NEXT>>



月曜に吠えろ! 寝ても覚めても馬ばかり 競馬激辛放談 JOCKEY'S ROOM