最新の情報に更新

 

  • 騎手の宿命とは
     
  • 中山・日曜11R
    アメリカJCC
  • 京都・日曜11R
    平安S
  • 京都・日曜12R
    4歳上1000万下

騎手の宿命とは

騎手だけをみて馬券を当てる

当コラムを通して、これが可能であることを示したい。調教の良し悪し? パドック? タイム? 展開? 血統? それらはあえて一切見ない。確認するのは「そのレースに出ている騎手は誰か」だけ。正真正銘、唯一無二の“騎手特化馬券術”である。

例えば、こんな質問があったとする。「現在の中央競馬の騎手トップスリーを挙げよ。」答えは競馬ファン満場一致で、武豊・岩田康誠・安藤勝己になるはずだ。現在の中央競馬は3人を中心に回っている。馬券を買うファンは、自分の気になる馬に3人がまたがっていたら、他の騎手が乗っているとき以上に意識する。これは紛れもない事実だ。では、常にこの3人が勝利するかと言えば、答えはNO、負けることのほうが圧倒的に多い。だからこそ誰もが悩むのだが、そんな必要はなにひとつない。なぜなら、決まっているからだ。

これは“馬券になる騎手、ならない騎手がわかるパターン”と言い換えてもいい。 例えば京都芝コースなら、

「3強がそろったレースで勝つのはアンカツ」
「ユタカと岩田の一騎打ちなら勝つのは岩田」
「ユタカとアンカツのサシの勝負なら勝つのはユタカ」

これが現在の3強の関係、パワーバランスだ。

もちろん、すべてのレースでそうなるわけではないが、こういった傾向になりやすいといえる。なぜなら、彼らはそうなる宿命にあるからだ。“宿命”などという言葉を用いると、なにやらオカルトなイメージを抱いてしまうかもしれない。だが、この“宿命”が仮説や妄想でないことは、数字によってしっかり裏付けられている。すべては、動かざる事実としてデータが証明している。3強が来ないとき、どんな穴騎手が馬券に絡むかもデータでわかる。そこには理由があり、そうなる宿命であると言い切れる証拠がある。究極的な話をすれば、「3強のうち誰を買えばいいのか」と「どんな条件のときに、誰が3強を負かすことができるのか」がわかれば馬券で勝てる

基本的に、この馬券術は競馬場単位に攻略するものである。その土地、その競馬場での傾向がわかり、騎手たちに与えられた宿命も知ることができる。そして“馬券の勝ち方”が見えてくる。関東のレースでは、横山典弘、後藤浩輝、蛯名正義、柴田善臣、田中勝春。彼らのパワーバランスや買い時、消し時、すべてはデータに表れる。北海道の藤田伸二も、ローカルの中舘英二もドンと来い! 攻略法はハッキリしているからだ。それでは当コラムにて、騎手特化馬券術の威力を見ていただきたい!

騎手の宿命の予想手順

1.競馬場ごとの主力騎手A~D(近3年の複勝数上位4人)を確認する(重賞は、重賞の主力騎手を確認)

例えば京都芝コースの主力騎手は、

となる。

2.「主力騎手3人」の出走状況から「騎手パターン」が決まる。

A 武豊が出走ならAを選ぶ

B 福永祐一が不出走なら選べない

C 岩田康誠が出走なら2人目にCを選ぶ

D 安藤勝己が出走なら3人目にDを選ぶ →「ACDパターン」

(3人選んだらXは関係なし。もし主力騎手がA武豊だけ出走ならAXXパターン、誰も出走していなければXXXパターンとなる)

3.当競馬場の騎手パターンの戦績確認→騎手だけの予想で高配当を狙う!

例は【A武豊-C岩田康-D安藤勝】パターンとなり、「ACDパターン」における全騎手の戦績(単勝数・勝率・単勝回収率・複勝数・複勝率・複勝回収率)から予想していく。戦績には主力騎手(ABCD)も含まれるが上位に並ぶとは限らず、意外な騎手が好成績で穴騎手に推奨されるレースも多い。

アメリカJCC(G2) 中山・日曜11R 芝2200m

予想印
(10) 勝浦正樹
(3) 横山典弘
(13) 蛯名正義
(2) 武豊
(6) 後藤浩輝
(11) 池添謙一
(12) 田中勝春
買い目
馬連(15点) フォーメーション
1頭目 10、3、13
2頭目 10、3、13、2、6、11、12
3連複(31点)
3連単(90点)
フォーメーション
1着 10、3、13
2着 10、3、13、2、6、11、12
3着 10、3、13、2、6、11、12

 

騎手パターン

重賞の主力騎手
(同条件での複勝数)
出走状況
A 武豊
(83回/近3年)
B 安藤勝己
(72回/近3年)
×
C 岩田康誠
(68回/近3年)
×
D 福永祐一
(52回/近3年)
×
X その他
重賞 AXXパターン

当パターンの騎手成績

  騎手 件数 単勝数 勝率 単勝回収率 複勝数 複勝率 複勝回収率
勝浦正樹 2 0 0.0% 0.0% 2 100.0% 205.0%
横山典弘 5 1 20.0% 62.0% 2 40.0% 84.0%
蛯名正義 4 1 25.0% 42.5% 2 50.0% 117.5%

(勝率10%以上、複勝率30%以上、回収率90%以上は赤字)

【解説】真中の読み

重賞で主力騎手が武豊しかいないAXXパターン。ユタカは、当パターン12回の騎乗だが、1着が1度もない。そこで関東3騎手を軸とする。◎勝浦正樹は、騎乗数が少ないものの複勝率100%。当パターンは優秀な成績、乗り慣れたグラスボンバーとのコンビで一発を期待する。もうひとりの穴騎手▲蛯名正義は、騎乗馬チェストウイングに鉄砲実績あり、立て直した初戦は注意したい。

平安S(G3) 京都・日曜11R ダ1800m

予想印
(6) 安藤勝己
(12) 川田将雅
(9) 岩田康誠
(16) 福永祐一
(2) 小牧太
(7) ルメール
(3) 佐藤哲三
買い目
馬連(15点) フォーメーション
1頭目 6、12、9
2頭目 6、12、9、16、2、7、3
3連複(31点)
3連単(90点)
フォーメーション
1着 6、12、9
2着 6、12、9、16、2、7、3
3着 6、12、9、16、2、7、3

 

騎手パターン

重賞の主力騎手
(同条件での複勝数)
出走状況
A 武豊
(83回/近3年)
×
B 安藤勝己
(72回/近3年)
C 岩田康誠
(68回/近3年)
D 福永祐一
(52回/近3年)
X その他 ×
重賞 BCDパターン

当パターンの騎手成績

  騎手 件数 単勝数 勝率 単勝回収率 複勝数 複勝率 複勝回収率
安藤勝己 13 2 15.4% 80.0% 6 46.2% 105.4%
川田将雅 9 2 22.2% 341.1% 2 22.2% 95.6%
岩田康誠 13 1 7.7% 33.8% 4 30.8% 126.9%

(勝率10%以上、複勝率30%以上、回収率90%以上は赤字)

【解説】真中の読み

重賞BCDパターンは主力3騎手の成績が優秀。その中でも勝率・複勝率が良く、回収率も高い安藤勝己を◎とする。騎乗馬マコトスパルビエロとは、前走もアンカツが騎乗して1着したように好相性。アンカツの騎手パターンのデータ的に、騎乗馬の人気(3~5番人気)は合いそう。主力騎手以外では川田将雅の回収率が高く、騎乗馬にも恵まれたので○とする。

4歳上1000万下 京都・日曜12R ダ1200m

予想印
(10) 藤岡佑介
(1) 幸英明
(8) 岩田康誠
(11) 小牧太
(6) 川田将雅
(4) 秋山真一郎
(14) デムーロ
買い目
馬連(15点) フォーメーション
1頭目 10、1、8
2頭目 10、1、8、11、6、4、14
3連複(31点)
3連単(90点)
フォーメーション
1着 10、1、8
2着 10、1、8、11、6、4、14
3着 10、1、8、11、6、4、14

 

騎手パターン

京都ダの主力騎手
(同条件での複勝数)
出走状況
A 岩田康誠
(179回/近3年)
B 武豊
(162回/近3年)
×
C 安藤勝己
(120回/近3年)
×
D 小牧太
(119回/近3年)
X その他
京都ダ ADXパターン

当パターンの騎手成績

  騎手 件数 単勝数 勝率 単勝回収率 複勝数 複勝率 複勝回収率
藤岡佑介 20 3 15.0% 156.0% 7 35.0% 167.5%
幸英明 59 7 11.9% 185.9% 18 30.5% 93.7%
岩田康誠 82 18 22.0% 92.2% 42 51.2% 85.1%

(勝率10%以上、複勝率30%以上、回収率90%以上は赤字)

【解説】真中の読み

京都ダADXパターンは、藤岡佑介と幸英明の成績が優秀。○幸英明の騎乗馬トーホウドルチェは1番人気と思われ、信頼度ではコチラが上。しかしながら穴騎手として狙いたいのは、◎藤岡佑介の方だろう。藤岡佑騎手が騎乗するオオヒメは、前走を異なる騎手で敗れたが、このスイッチは鞍上強化といえそうだ。さらに当パターンの藤岡佑騎手のデータは、中穴馬で穴をあけそうな成績。オオヒメとのコンビは、データのイメージに合う。

筆者プロフィール:真中剣二(まなか けんじ)


スポーツ関連のTV番組や出版物の制作にかかわってきたことから、多くのアスリート(競馬の騎手、野球・サッカー選手など)との交流をもつ。競馬では、騎手や調教師の取材を通して得た生の情報と、独自の観点で精査したデータを融合させた馬券術を駆使して儲けている。2007年秋、雑誌「競馬最強の法則」(ベストセラーズ)の特集記事「一騎当千」にて馬券師としてデビュー。その後、単行本「全部教えます。儲かる騎手の組み合わせ」(東邦出版)を発表した。